
姜黎と異母妹の姜嬌嬌は、繍球を投げて婿を選ぶ。父の姜盛と継母の柳如媚は、嬌嬌の繍球を新科挙人の齊昭に渡そうとするが、姜黎が先に手に入れ、嬌嬌の繍球は息子の尹元宝を連れた物乞い・尹框の手に落ちる。姜家は花嫁をすり替え、姜黎を物乞いに嫁がせる。だが尹框の正体は、身分を隠して巡幸する皇帝だった。彼は六年前に命を救った女、すなわち元宝の母を捜しており、その女こそ姜黎だった。

姜府の長女である姜黎は、妹・姜嬌嬌の婿選びの場で、未来の状元となる斉昭に繡球(手毬)を投げるよう家族から強要される。母を不憫に思った娘の穂穂が反発し、姜盛と柳如煙は母娘を激しく責め立てる。姜嬌嬌が繡球を投げる際、姜黎は銀針で巧みに軌道を操り、結果として斉昭がそれを受け取ってしまう。斉昭は「落ちぶれた女」に触れたと激怒する。姜盛と柳如煙は激昂し、姜黎に改めて姜嬌嬌へ繡球を投げるよう命じるが、姜黎は家門の面目を盾に姜盛を論破し、姜盛も渋々妥協せざるを得なくなる。姜黎には別の思惑があり、より力のある者に繡球を渡すことを決意する。

本話は姜嬌嬌の刺繍ボール投げによる婿選びを中心に展開する。投げられた刺繍ボールを、視察のために身分を隠して乞食に扮していた皇帝・尹框が偶然受け取ってしまう。これに驚き憤慨する姜嬌嬌と、不満を募らせるその母親は、姜黎と娘の穂穂がこの「アクシデント」を引き起こした張本人だと非難する。穂穂は勇敢に言い返し母親をかばうが、姜黎は冷静に、まずは姜嬌嬌の置かれた立場を考えるべきだと諭す。姜家は縁談を無効にしようと画策するが、見物人たちは婿選びの掟を守るよう主張する。家主の姜盛は仕方なくこの「乞食との縁談」を受け入れ、乞食を姜邸へ連れ帰るよう命じる。

姜府で催された手毬投げによる婿選びの最中、お忍びで巡察中の皇帝・尹框が乞食の姿で誤って手毬を受け取ってしまう。姜家の当主・姜盛とその妻、次女の姜嬌嬌は、「乞食」の父子を徹底的に侮辱し、銀子を投げつけて追い払おうとすると同時に、姜黎に対して尹框との結婚を強要する。屈辱的な仕打ちに憤った尹框は、銀子をばらまいて姜家の面々の無知を痛烈に批判する。そんな中、姜黎と娘の穂穂は正義感から父子を弁護し、姜黎は妹の身代わりとして自ら尹框との結婚を申し出る。こうして、二人の予期せぬ運命の物語が幕を開ける。

乞食のふりをした皇帝の尹框と皇子の元宝は、手鞠投げの縁結びの儀式に紛れ込み、姜家に迷い込む。姜家の長女である姜黎は、姜家の支配から逃れ、母の遺品を取り戻すため、尹框との結婚を決意する。この決定に対し、姜家の次女である姜嬌嬌とその母親は嘲笑い、当主の姜盛も「乞食」との結婚を好機と見て、二人を早々に姜家から追い出す。姜家を去った後、元宝はこの「本物の結婚」に戸惑いを見せつつ、姜黎と穂穂の境遇に同情を寄せる。そして、彼らが「母后」を探すために宮廷を出たという真の目的が示唆される。

姜黎と異母妹の姜嬌嬌は、繍球を投げて婿を選ぶ。父の姜盛と継母の柳如媚は、嬌嬌の繍球を新科挙人の齊昭に渡そうとするが、姜黎が先に手に入れ、嬌嬌の繍球は息子の尹元宝を連れた物乞い・尹框の手に落ちる。姜家は花嫁をすり替え、姜黎を物乞いに嫁がせる。だが尹框の正体は、身分を隠して巡幸する皇帝だった。彼は六年前に命を救った女、すなわち元宝の母を捜しており、その女こそ姜黎だった。

本話は姜家の令嬢・姜黎の縁談をめぐる物語である。姜黎は継母の姜夫人と父・姜盛により、乞食との結婚を強要される一方、姜夫人の実娘である姜嬌嬌は状元の斉昭に嫁ぐことになっていた。姜黎は婚礼前に、母の持参金すべてを返還しなければ、姜嬌嬌を身代わりに嫁がせると突きつける。莫大な持参金を手放したくないものの、姜嬌嬌が乞食に嫁ぐ事態を恐れる姜盛と姜夫人は、姜夫人の提案した「身代わり作戦」を採用する。二人は姜黎の娘である穂穂を姜黎の身代わりとして差し出し、持参金を温存したまま姜黎を追い出そうと画策する。しかし、姜黎はその陰謀を見抜いているかのように、鋭く確固たる眼差しを向けていた。

姜家の長女である姜黎と次女の姜嬌嬌が、今日同時に嫁ぐことになった。周囲は姜家が不公平だと噂し、長女は新科挙の合格者に、次女は乞食に嫁ぐことになると囁き合っていた。次女の姜嬌嬌は母親の指示で密かに輿をすり替えたと確信し、長女こそが乞食の元へ行くのだと得意げに姜黎を嘲笑い、自分は挙人の斉昭と結ばれると信じ込んでいた。しかし、姜黎は沈着冷静に最後の瞬間で真実を暴露した。実は斉昭の元へ嫁ぐのは自分であり、姜嬌嬌と母親の企みは失敗に終わった。その事実に、その場にいた全員が驚愕する。

姜府の令嬢である姜黎は、縁談の当日に身代わりが立てられ、斉昭と結婚しなかったことが発覚する。姜嬌嬌と姜府の正室は驚きと怒りを露わにする。姜黎は公の場で乞食と結婚すると宣言し、その代わりとして姜府に対し、母親の持参金を返還するよう要求する。小穂穂の励ましを受け、姜黎は強気な姿勢で持参金を取り戻して花嫁籠に乗り込む。同時に、母の財産をすべて取り戻すと宣言し、姜嬌嬌の挑発にも痛快な反撃を見せる。姜府の正室は納得がいかないものの、仕方なく姜嬌嬌を籠に乗せるしかなかった。

皇帝の尹框と息子の元宝は、行方不明の皇后を捜すため、身分を隠して粗末な茅屋に住み、庶民の親子を装うことにした。時を同じくして、姜黎も娘の穂穂を連れてこの地にやってくる。二組は「刺繍の鞠投げ(繡球招親)」の誤解をきっかけに出会い、姜黎は自分と穂穂を尹框に紹介する。尹框もまた、偽名の「尹框」を名乗り、元宝と親子として挨拶を交わす。お互いが「夫婦」であると勘違いしたまま話が進む中、天真爛漫な穂穂がうっかり「初夜」の話題を口にすると、元宝は激しく反発。父には母のために貞節を守ってほしいと主張する。やがて誤解が解けると、元宝は姜黎と穂穂の視線に耐えきれず、気まずさを紛らわせるために慌てて尹框と姜黎の「初夜」を促そうとする。そんな、気まずくもどこか温かな時間が流れる。

本話は子供たちの会話から、姜黎と尹框の「初夜」の様子が描かれる。姜黎の娘・穂穂は、両親がようやく「正真正銘」の夫婦となったことに大喜びし、小皇子の元宝からも守るという約束を取り付ける。場面は変わり、大人になった姜黎と尹框の寝室へ。尹框は床で寝ようとするが、姜黎はそれを拒み、同じベッドで寝るよう主張する。押し問答の末、姜黎は意外な敏捷さを見せて尹框をベッドから突き飛ばし、結局彼を床で寝かせることになる。夫婦となって間もない二人だが、そのやり取りからは、かすかな曖昧さと未知の親密さが漂っていた。