忘れ愛―終末までの7日間―
忘れ愛―終末までの7日間―
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恋も仕事も報われなかった男の、最後の七日間。裏切り者たちの悔いは、彼の傷を癒せるのか――。 1992年。 妻に尽くす夫、従業員を守る工場長・周拓。 認知症を患い、あと7日で記憶をすべて失うと宣告される。 リストラの嵐が吹き荒れる時代。 彼は治療を放棄し、7日後、自ら命を絶つことを決意した。 ――だかその前に、妻と従業員たちの人生を守らねば。 自分を愛したことのない妻・玉蘭と幼なじみの男の行く末。 従業員たちの仕事から育児、老後生活のお世話。 彼らの居場所を守るため、 理解されずとも奔走する、たった一人の男。 しかし、積み重ねていくのは愛と感謝以外の何からしい――。 最後のその日まで愛を捧げた彼にとって、 忘れることは苦痛か、それとも救いか。
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