絶縁は雨のあとで
後悔しても、もう遅い。降りしきる雨の向こうで、家族に裏切られた青年が選んだのは、「絶縁」――。
十代でようやく“実の家族”に引き取られた陽斗を待っていたのは、
嫉妬と偏見、そして冤罪――。
無免許運転で人を傷つけたのは“養子の弟”・光輝。
それなのに、すべての罪を背負わされたのは、自分だった。
三年間の地獄のような服役。
戻ってきた彼が決意したのは、「絶縁」だった。
服役中に受けてきた虐待の元凶。全てを知った姉と家族の後悔。
何もかもどうでもよくなった――
謝罪も懇願もいらない、彼が望むのは自分の人生を取り戻すこと。
これは信じた家族に裏切られた青年の、静かな逆転劇。
全てを終わらせる雨のあとに、本当の人生を――