鳳陽王府で分封の儀式が行われ、十四子である林雲は衆人環視の中、不可解な選択をした。彼は寵姫を選ぶ優先権を放棄し、代わりに税収が少なく環境の悪い「貧しい山と悪い水」である牛背山を封地として率先して選んだのだ。この行動は八哥の林軒や周囲の人々から「馬鹿」と嘲笑されることになった。しかし、現代の知識を持つ林雲は内心喜んでいた。なぜなら、彼は地勢の特徴から牛背山に高純度の赤鉄鉱と硫黄が埋蔵されていることを見抜いたからだ。これは火薬製造の核心資源である。林雲は、火薬があれば、この乱世で富貴への道を切り開けると確信していた。
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