ブラックウッド家内部の極めて残酷で不公正な権力構造が描かれる本集。長女のオフェリアは、婚約者コルヴィヌス・ヴェクスリーからの魔法による虐待に耐えかね、傷だらけのまま屋敷へ逃げ帰り庇護を求める。しかし、父のシグナスと長男のオリオンは、家族の利益とオリオンの継承権のため、彼女を加害者のもとへ強制的に送り返そうとし、娘の運命は家族のための犠牲だと断言する。絶望と抵抗の末、これ以上の屈辱を拒むオフェリアは、自らの手で極端な方法を選び命を絶つ。ところが、シグナスは冷酷にも遺体をコルヴィヌスのもとに送るよう命じ、次女のエリスに姉の代わりとして婚約を履行させると決定したことで、ついに衝突が完全に爆発する。
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